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御神楽岳(1,386.5m)は新潟県と福島県の県境付近にそそり立つ岩山である。人呼んで「会越の谷川岳」と言わしめるように、凄まじい岩峰群を抱えている。 栄太郎新道から仰ぎ見る山伏尾根や御神楽沢源頭部の岩壁(水晶尾根、つばくろ尾根)はとても1,300m級の山とは思えないほどの圧倒する迫力を見せている。 湯沢の頭から落ち込む水晶尾根_ 壮大な1枚岩の岩壁 御神楽岳への登山ルートは蝉ガ平コース、室谷コース、それに福島県金山町側の霧来沢コースの3つがある。 一般的には、その難易度から室谷コースと霧来沢コースが多く登られているようだが、今回はあえて峨峨と聳える岩峰を見ながらの難コースの蝉ガ平コースピストンを試みた。 勿論、このコースは初めてではないが、緊張とスリルを味わい、加えて体力を消耗したコースであり、断片的な記憶しか残ってはいなかった。 昨年の霧来沢コースからの本名御神楽のレポは こちら 。 湯沢の出合からの急登を登るとすぐに眼に飛び込む山伏尾根の岩稜 蝉ガ平の林道終点に車を置き、登山者カードに記入してふと見ると、そこにお神酒が置いてあった。そしてその少し先には山道を横切ってしめ縄が張ってあった。 さすがに信仰の山だけあるなと思って歩き始めたが、待てよ、今日は6月の第一日曜日、山開きの日ではないかと気が付いた。 それならばと少し戻って、お猪口一杯のお神酒をご相伴に預った。地元のお酒“麒麟山”であった。おいしかった。 登山者カードを見ると、今日、6月1日が書き初めとなっており、既に6組が入山しているようであった。自分の到着とほぼ同じ時刻にもう1台車が到着したが、乗っていた2人の装備はザイルを初めとした完全装備であった。沢を詰め、岩壁を登る本格登山の方なのであろう。 一般道のこのコースを登るのは、どうやら自分が最後のようであった。 林道入口(御神楽温泉)にあった案内図、山伏尾根が錫杖尾根となっている 登山口から湯沢の出合までは、広谷川沿いの平坦な道を歩くが、昨夜来の雨で両脇の草は濡れていた。念のためゴアのズボンを穿いたが、下刈りがされておりほとんど濡れることは無かった。山開きに向けて地元の人が整備してくれたのであろう。ありがたいことである。感謝。 ただ、平坦な道とは言っても、途中3回ほど沢を通過するが、切れ落ちた崖や滑りやすい岩となっており気が抜けない。細心の注意が必要である。 心休まる新緑の森 そして爽やかな滝 湯沢の出合からは岩場の急登が続くが、50分ほどで両側が切れ落ちてナイフリッジになっている鞍部に出た。馬の背と呼んでいるが、人によっては股摺り岩とも言うらしい。 このコースの最初のキレットでスリルがある。半分ほどは上を歩いたが、こぶ(魚の背びれにも見える)からは馬乗りの形で通過した。なるほど、股摺り岩とは良くつけたものだ。 キレットは、この先まだ2つもあるのだ。先が思いやられる。 ここまでで、2組追い越したが、この人達の歩き振りを見ていたら心配になってきた。果たして頂上に着けるのだろうかと。この人達とは2度と会うことは無かったが、無事下山することを祈るだけであった。 馬の背_写真では大したこと無さそうだが立って歩けない 湯沢の頭までは、気の抜けない岩場が続いていた。 要所要所には鎖やトラロープは掛けてあったが必ずしも信頼できるとは思えないような古ぼけたものも有った。 3点支持を心がけ、鎖やロープあるいは木の枝や草は姿勢を保つ為の補助と心得るのが順当の様であった。 とにかく、慎重に慎重に登る必要がある。ただ天候は晴で、濡れた岩場も乾きつつあったが、下山でここを降りるのかと考えると一抹の不安は否めなかった。 それとは裏腹に、左側には鋭い山伏尾根の岩壁が続いていており、見事な景観を呈していた。。 緊張感のせいか写真もあまり撮らず、高頭(こうつむり)も気付かぬままに通り過ぎてしまったが、湯沢の頭に着いた時はとりあえず気持ちも緩んできた。ここからは目指す御神楽岳の頂も眼に入ってきたし、登ってきた岩稜を眺めながら一服した。すぐ横には石楠花も咲いていた。 程なく、先ほど追い越した単独行の女性の方が到着したが、話をしているうちに、この方は何回もこのコースを歩いている方であったが、今日はこのコースを下山するのは恐いので、室谷に降りてタクシーを呼び、相乗り割り勘で駐車場所までどうかとのことであった。 先行する男性2人連れの方もそう言っていたとのことであった。 願っても無い提案であった。即座に同意し、一足先に山頂に向った。 高頭方面を望む登山ルート 痩せ尾根を1時間ほどで雨乞峰に着いた。ここは室谷コースとの分岐点である。 本来なら、飯豊連峰や会津の山々が眺望できるはずであるが、残念ながら今日は望めない。 このコースを登って来れたのだから晴れているだけでも良しとしなければならない。 この間で、3人追い越したが、先ほど聞いた先行する二人連れとは違うようであった。 休んでいる時に尾根を登っているその3人が遠望できたが、思いのほか早く追いついてしまった。もう完全にバテバテ状態で、長い休憩を取りながらの登攀の様であった。 湯沢の頭を過ぎた辺りから見上げる雨乞峰(右)と御神楽岳(左) 雨乞峰まで痩せ尾根が続いている 頂上に着いてみると、狭い頂上は満員盛況の大賑わいであった。さすがに、山開きの日であった。一段降りたところの少し広くなっている道端でお昼を食べたが、下山していく人達の大部分は金山町側から登ってきた人達の様であった。町で仕立てたバスで送迎して貰うとのことであった。 頂上は、本来360度の展望のはずであるが、残念ながら今日は川内山塊が朧に見える程度であった。景色は、天気の良い次の機会までお預けとした。 大賑わいの今日の山頂 朧に霞む川内山塊(左から矢筈岳、青里岳、五剣谷岳、青里の右奥に粟ケ岳) 下山は、約束した方々と俄か仕立ての4人連れで室谷登山口の方へ降りて行った。 こちら側は、蝉ガ平コースとは打って変わって、危険な箇所は何も無く、快調に飛ばすことができた。両側にはサンカヨウがきれいに咲いていた。 ただ、沢沿いのためか泥んこ道には大いに閉口した。 最後に沢を渡渉すると間もなく舗装した林道に出た。ここが室谷登山口だ。ここにもお神酒が置いてあり、まだ沢山残っていた。 無事を祝ってお猪口にほんの少し入れて戴いた。山開きの御神楽岳登山はこうして終了した。 頂上手前の石祠と登山口に置いてあったお神酒 歩いた軌跡 TP積算距離 :約 11.0 Km 総上昇量 :約1,120 m 総所要時間(休憩含):約8H (登り約4H30分、下り約2H30分、昼休憩約1 H) 行 程 蝉ケ平登山口7:04−7:23鉱山跡−8:05湯沢出合−8:58馬の背 −9:52高頭−10:25湯沢の頭−11:25雨乞峰−11:38御神楽岳12:40 −12:50雨乞峰−15:08室谷登山口 栄太郎新道から見る 山伏尾根の岩稜 荒々しい岩肌 風雪に削られた厳しい顔 あそこを登る人も 居るんだろうな ![]() 中央、御神楽岳山頂 右の尾根を登って行く まだまだ遠いなぁ 雨乞峰に続く 登山道のアップ 雨乞峰より湯沢の頭を振り返る 頂上からの水晶尾根と蝉ガ平コース 下山直後、石楠花通りから見た御神楽岳頂上 薄暗い森で咲いていたギンリョウソウ 湯沢の頭の石楠花 下山路室谷コースに咲いていたエンレイソウ サンカヨウ ヒメサユリ 今日はお花を撮るゆとりはありませんでした |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
室谷コースがまだ無い頃4回ほど登った。内2回は天候悪化でリタイア。当然 |
赤鬼 2008/06/04 06:55 |
赤鬼様 おはようございます。 |
甘納豆 2008/06/04 07:50 |
お早う御座います。 |
インレッド 2008/06/04 09:14 |
いつかは蝉が平コース登りたいと思っていましたが、敢えて下山ルートにしなうほどと思うとそちらから登る気が失せました。いつか室谷からピストンでゆるゆる登ろうと計画変更です。小生明日から室堂でのんびり春スキーをして遊んできます。 |
KEN 2008/06/04 10:07 |
2006年10月末にベテランに引き連れて頂き、蝉ケ平コース〜室谷コースと車2台(3人)で行きました。 |
noritan 2008/06/04 12:42 |
11年前にこのコース、一度だけ往復しました(今は無理です・室谷コースが無かった頃)。知らずに山開きの日で、「お神酒」&「手ぬぐい」いただいて、登山口のトキソウが綺麗だったなと。そうそうヒメサユリも咲いていましたっけ!。馬の背も兎の尻皮でおずおず四つんばいで往復。一日暑い日で、山頂手前の雪田に行きに埋めていたメロンを登頂後の復路で掘り出してパクパク食べちゃいました。 |
テントミータカ 2008/06/04 18:24 |
報告待ってました〜(^^) |
いっちゃん 2008/06/04 18:30 |
インレッドさん 今晩は! |
甘納豆 2008/06/04 20:07 |
KENさん こんばんは! |
甘納豆 2008/06/04 20:14 |
noritan様 今晩は! |
甘納豆 2008/06/04 20:22 |
テントミータカ様 こんばんは! |
甘納豆 2008/06/04 20:35 |
いっちゃん 今晩は! |
甘納豆 2008/06/04 20:44 |
今日は。 |
本読みと山歩き 2008/06/05 02:28 |
本読みさん おはようございます。 |
甘納豆 2008/06/05 08:06 |
お久しぶりです。 |
よしだ 2008/06/06 08:00 |
よしださん おはようございます。 |
甘納豆 2008/06/06 08:25 |
お久しぶりです。 |
虎キチ 2008/06/06 10:18 |
虎キチさん こんにちは! |
甘納豆 2008/06/06 12:28 |
のっけからの2枚の写真はなるほどまさに谷川岳のようですね! |
やまおやぢ 2008/06/06 16:07 |
秋田のやまおやぢ様 今晩は! |
甘納豆 2008/06/06 19:30 |
甘納豆 さん おはようございます。 |
山吉 2008/06/07 08:30 |
甘納豆さん こんばんは |
サラダ 2008/06/08 19:35 |
山吉様 今晩は! |
甘納豆 2008/06/08 23:01 |
サラダさん こんばんは! |
甘納豆 2008/06/08 23:09 |
このコース、仙台の仲間と3度登っています。2回は登山口にテン泊したので往復。もう1回は出発が遅くなり、日没のため湯沢の頭で帰った事があります。ひどいフェーン現象の日で、下りた沢でガブガブと沢水を飲んだ事を思い出しました。 |
山いろいろ 2008/06/09 12:46 |
山いろいろ様 |
甘納豆 2008/06/09 18:34 |
遅米失礼(前に読み逃げしていました) |
輝ジィ〜ジ 2008/06/25 08:51 |
輝ジィ〜ジ様今晩は! |
甘納豆 2008/06/25 20:43 |
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