甘納豆の山歩記

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help RSS 7 山を求めて三千里(2010年1月30〜31日)

<<   作成日時 : 2010/02/02 20:34   >>

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 ちと大袈裟なタイトルです。
登った山は、福島県田村市船引町の移ケ岳(うつしがたけ 994m)と裏菅名岳(菅名岳の南側尾根、到達点は約590mのところ)でしかありません。
ただ、これらの山に登るまでに紆余曲折があったのです。


     裏菅名からのマンダロク山  低く垂れ込めた雲間から送電線の鉄塔
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 1月30日は山の先輩の70歳の誕生日でした。調度土曜日で休みでもありますし、仲間を誘って古希のお祝いをやろうと声が持ち上がったのでした。
まだ1月ですし、今年1年の山を語る、仲間内の新年会もかねて盛大にやろうと皆楽しみにしておりました。
場所は、菅名岳の麓の温泉保養地「馬下保養センター」です。
ここは持ち込み自由で炊事室もあり、1室4000円という格安の値段で泊まれるのです。
参加者は10人、続き部屋2室借りて、幹事さん奮発の村上牛の焼肉パーティーという設定でした。
言うまでも無く、参加の女性陣は腕によりをかけて自信作を持ち寄って来てくれました。
そして、登る山はと言うと、1日目は裏菅名岳、いわゆる菅名岳の裏(南側の尾根)を登ること、翌日は表の大谷山(馬下保養センターから登る)を計画していました。


     裏菅名岳取付点までは長い長い林道を歩きます  雪の間からはフキノトウも
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 さて、ここからが山を求めての迷走の始まりです。
折角の記念のこの日、天気予報はあまり芳しくありません。
しかし、概ね曇りで降っても山は雪だろうと気楽に考えておりました。
ところが雨脚はだんだん激しくなり、菅名岳の裏に着く頃は土砂降りの雨、誰も車から降りようとはしませんでした。
そうこうしているうちに、誰ともなく福島に行けば晴れているのではないかと提案、渡りに舟とばかり2台の車を連ねて磐越道を一路南下することになりました。当ての無い旅の始まりです。
空を見、山を探しながらの放浪ドライブでした。
残念ながら会津は新潟方面と同じで雨、そのまま通過。
さらにいくつかのトンネルを抜けて進んで行くと、曇り空ながら明るい空になって来ました。
天気予報も段々良くなると言っていましたので皆は気を良くしましたが、やはり雲が多く遠望が利きません。
山が見えないのです。


     瑞峰平からの“移ケ岳”  遠くから見ると“美しが岳”なのですが
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 ところでどこに登るの? 三春の“滝桜”でも見に行くか。馬鹿咲いている訳ねぇだろう。それでも見たい。
皆はまたもや焦燥感に捉われます。
この辺りに比較的詳しい先輩が、鎌倉岳と提案しましたが、どうにも道が分かりません。
それらしき方向に走ってはいるのですが鎌倉岳の姿を見つけられないのです。
仕方なく船引の町に入り、目に止まった消防署で聞いてみると、近くに移ケ岳という手ごろな山があることを教えてくれました。
良かった、やっと登る山が決まりました。


     一瞬見えた移ケ岳からの展望  あの三角形の山が鎌倉岳でしょうか
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 移ケ岳(うつしがたけ 994m) 別名「美しが岳」と言うのだそうです。
山頂からの展望は申し分なく、気軽に登山の醍醐味を味わえるという願っても無い山でした。
無雪季は30分程度で登頂できるとの案内でしたが、この日は寒く、雪もあり、結構厳しい山でした。
特に頂上付近は険しく、しかも凍っていてつるつる滑ります。アイゼンなど持ってきておりません。ロープが無かったらとても歩ける状態ではありませんでした。
おかげで短いながらもバリエーションが楽しめた山登りでした。
ただ、今日の天候では期待した阿武隈の360度の展望は望むことはできませんでした。


     移ケ岳の頂上 昔の石切り場です         つるつるに凍った登山道
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 一応満足して今度は磐越道を北上、夕方には馬下保養センターに到着しました。
熱めの温泉で冷えた体を温めて、いよいよ古希のお祝いが始まりました。
同じ趣味の仲間です。盛り上がり、賑やかに夜が更けたのは言うまでもありません。


        裏菅名岳の尾根です  まずは左から鉄塔を目指して登ります
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 朝になりました。
昨晩は良く飲みましたし、焼肉もたらふく食べました。
鼾で眠れなかったという人も中には居りましたが、自分は朝6時まで何も分からず爆睡状態でした。
爽やかな目覚めとはいきませんでしたが、朝風呂に入り、持込の食材で簡単な朝食を食べますと戦闘モードに突入です。空は青空も覗いていました。
しかし、時刻は既に8時を過ぎていました。
大体、朝風呂に入ってから山に登るなど、普段の山行前と違って実にのんびりした朝なのです。


        融けてザクザクの重い雪  まるで春の残雪季のような雰囲気でした
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 それから時計を見ながらどこへ登るかまたまた小田原評定です。
結局、昨日登る予定だった裏菅名岳に決定しました。
裏菅名岳と言っても同じ菅名岳です。踏み跡はあるものの一般の登山道の無い南側の尾根なので便宜的にこう呼ぶのでしょう。そう言えば、五頭山も南側から登るのを裏五頭と言っています。
新潟方面から見て、表と裏を決めているのでしょうか。勝手なものです。
しかし、積雪季の裏菅名岳、人数は居たとしても頂上に届くには5時間以上はかかるでしょう。
時間も遅くなっており、頂上までは無理と言うことは皆暗黙の了解でした。
お昼までに行ける所まで行って帰ってこようという腹積りなのでした。
自分は菅名岳の裏側は初めてなのでそれでも十分期待が持てました。
こちら側は来る人もほとんど無く、春にはカタクリの大群生が見られるとのこと、今回道を覚えておき、春になったら是非それを見たいものだと思いました。


        雲がたなびいていて判別できませんが 飯豊方面です
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 それと、木々に葉っぱが茂ると展望どころではありませんが、冬枯れのこの時期は見通しも良く、景色の良い尾根でした。粟ケ岳から川内の山、日本平山、マンダロク山、五頭連峰、二王寺岳、晴れていればその奥に飯豊が見える絶好のポジションでした。
その中で目の前のマンダロク山はどっしりと美しく、登頂意欲をそそっておりました。
実に有意義な古希のお祝いでした。
山を求めて三千里、これからもお元気で登って欲しいものです。


           輝く“二王寺岳”
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        移ケ岳歩いた軌跡
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        TP積算距離    :約3.8Km
        総上昇量      :約290m
      総所要時間(休憩含):約1H50分(昼休憩約21分)


        行  程
瑞峰平12:03−(西側コース)−12:47移ケ岳−13:06賽の河原13:27−(東側コース)−13:53瑞峰平



        裏菅名岳歩いた軌跡
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        TP積算距離    :約8.5Km
        総上昇量      :約540m
      総所要時間(休憩含):約5H44分
                    (登り約3H00分、下り約2H08分、昼休憩約36分)


        行  程
長谷集落先9:02−(林道)−10:38取付点−12:02 約590m(お昼) 12:38−13:36取付点−(林道)−14:46長谷集落先




        移ケ岳あれこれ

          昔の石切り場の名残でしょうか、こんな広い道を登ります
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        木立の中にひっそりとたたずむ移ケ岳神社
        説明板によると、その起源は坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際、
        この山に登り周囲を偵察、神々に戦勝を祈願した由緒ある神社でした

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        登るにつれて雪も見えてきました
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        瑞峰平に戻ってきましたが雪は深々と降るばかり
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        裏菅名岳あれこれ

        急激な降雪で無残にも裂かれた木立
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         しかし、昨日からの暖かい雨でかなり融けてしまいました。まるで春先のようでした。
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        五頭連峰 宝珠山
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        マンダロク山   天気の良い日に是非登りたい山です
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               それでは・・・・・








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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は。
家を出てから空を眺めて、天気の良さそうな方角の山にと、迷走登山は私も、ちょくちょくやっています。実は今回の本谷尾根もそうでした、本当は近くの違う山に行く積もりでしたが、近くまで行って雪のデブリがあちこちで、今にも雪崩れそうだったので、怖くて変更しました。天候には勝てませんので仕方がありませんね、それでも何処かの山を歩けるだけで充分満足ですね。
1月30日で古希でしたか。私は1月20日で古希でした。その方に、益々頑張ってと、宜しくお伝え下さい。
インレッド
2010/02/02 21:39
ご無沙汰してます!
昨年の12月に菱ヶ岳の山頂でお会いして以来、いつも貴ブログの更新を楽しみにしております。毎回、山のレポートが詳細に記述されていて、新潟の山初心者の私にとっては最高の参考文献です。
先週の土曜日は私も大蔵山へ(ちょっと前の甘納豆さんのエントリーを参考にしました)チャレンジしようとしましたが、あの雨ではどうしようもないですね。登山はあきらめて猿和田駅から磐越西線に乗って会津若松観光に切り替えました。ラーメンとお城をめぐる旅だったのですが、それはそれで良かったです!
今回もニアミス(?)でしたし、またどこかでお会いできるといいですね!
TOSHI
2010/02/02 21:52
インレッドさんおはようございます。
早々にありがとうございます。
今朝の新潟は吹雪です。出発前サイドミラーが開かずに四苦八苦しました。
ようやく今会社に着いたところです。
天候を見ながら山を選ぶ、単独ならではのメリットですね。
インレッドさんらしいです。
こちらは大勢でしたが、今回は気ままな山登りでしたので空を見ながらの遠征ができました。本当に、山は天候が一番です。
古希!おめでとうございます。
毎週の山便りでお元気さが伝わってきますので、信じられない気持ちです。
こちらの古希の先輩もすごくタフな方です。皆からは130歳まで生きるよと言われています。まだ60年もありますね。
是非これからもご活躍下さい。
甘納豆
2010/02/03 08:16
TOSHIさんおはようございます。
コメントありがとうございます。
貴ブログもいつも拝見しております。
山は残念でしたが、列車に乗って気ままな旅も乙なものじゃないですか。
磐越西線は確か休日にSLも走るはずです。
春になりましたらSLの旅も良いと思いますよ。
それにしても、お持ちのバックパックの装備はすごいですね。
いつも感心してみております。
それでは、またお会いできる日を楽しみにしております。
甘納豆
2010/02/03 08:24
甘納豆さん こんばんは
古希の先輩ですか
山でお祝いいいですねえ
沢蟹の小野さんは大晦日生まれ?喜寿を燕山荘で過ごされていました。
皆さん 頑張りますね
かめは負けています。
今週末も軟弱旅だろうか ふー
かめ・ふー
2010/02/03 18:34
かめ・ふーさん今晩は!
お久し振りの“ふー”さんです。いえ、“ふー”という呼び名のことですよ。
最近は“ふふふ”が多かったように思います。
ほんとに、はひふへほ”の響きはやわらかくて、ほのぼのとしていて良いですね。
歳のことは話すのも憚れる年代ですが、何故か山好きの人の年齢は別格のような気がします。
今回の先輩も古希になりましたが、会には既に古希を迎えた方が沢山居られます。しかも、元気に山に登っています。
全く頭が下がります。私なぞ、会の中では若僧なのですよ。
まだまだ修行が足りません。
ところで、ふーさんは、ちとご謙遜が過ぎます。
ふーさんの行動力を軟弱などと言ったら、皆、自分は何だと思ってしまいます。ま、満を持している時期とは思いますが。
ふーさんも130歳まで生きるお方と思います。人生の半分にまだ達していません。
これからがますます楽しみです。
甘納豆
2010/02/03 22:48
 山を探しながらの放浪ドライブは単独・小グループの専売特許かと思っていましたが、お仲間とは・・・素晴らしい団結力ですね、感心しました。
 裏五頭に裏菅名・・・裏銀座が好きな私ですので、こちらもぜひ歩いてみましょう。
テントミータカ
2010/02/05 22:45
テントミータカさん今晩は!
遅くなりました。
今、山から帰って片付けが終わったところです。
警報、注意報が鈴なりのすごい日に山に?と思うでしょうが、地吹雪、暴風はむしろ平野部の方がすごかったようです。行き帰りの方が恐かった。
山は最上級のラッセルでしたが、思いのほか荒れていませんでした。
こんな日に出かけられるのも信頼できる仲間があればこそです。
ところで裏好きのミータカさん、裏菅名、まだ話だけですがカタクリがすごいんだそうです。今年の春のレポ楽しみにしておいて下さい。
甘納豆
2010/02/06 18:48
おはようございます。
新潟の雪はすごいですね。山沿いは3mでその上吹雪いているとか。
直前に山を決めるなんという離れ業をやったことがありません。
「移ケ岳」名前も興味深いですが、そういう山が探せばあることがうらやましい。
雪も多く、吹雪くこともあるでしょうから、気をつけて山を歩いてください。
本読みと山歩き
2010/02/06 19:34
本読みと山歩きさん今晩は!
ありがとうございます。
どうかご心配なく、今回の山はどちらも里山です。
標高も低いですから、余程方向違いの道迷いさえしなかったら厳しい山ではありません。
決して山を甘く見ている訳ではありませんが、一種のお遊び、楽しみの範疇です。
標高の高い山や難易度の高い山に行く時は入念に計画してから出かけます。
ご存知の通り、日本には山は数え切れないくらい沢山あります。
見知らぬ地で、見知らぬ山に遭遇する。
日本ならではの楽しみですね。
甘納豆
2010/02/06 20:35

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