12 3つの楽しみ野沢温泉スキー場(2010年2月27~28日)

 3つの楽しみ。
その1つは本来の目的のスキーです。
メンバーは前の会社の仲間達です。現役の人は勿論ですが、会社が変わった人やOBの人達も加わって賑やかで愉快な集まりです。
毎年スキー合宿と称して、1月末に八方尾根、2月末に野沢温泉、GWに奥只見丸山に参集するのです。勿論、参加は随意です。企画は2泊3日ですが、自分は体力的に2日で勘弁して貰っています。

        白樺の木がお出迎え、上ノ平ゲレンデ
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 2つ目は言わずもがなの温泉です。
野沢温泉は、天然温泉100%かけ流し、湧き出たばかりの新鮮で熱い湯が特長です。
江戸時代から湯仲間という制度によって守られてきた十三の外湯は村の人達の宝物ですが、村人の気持ちになって外湯巡りを楽しませて貰います。
夫々の外湯には賽銭箱が置いてありますが、入湯料と言う意味では無料です。深夜の入浴は危険防止の観点から禁止されていますが、他の時間は朝でも昼でも夜でも好きな時に好きな湯に何回でも入ることができます。

        坂道に密集する野沢温泉村
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 3つ目は大きな声では言えませんが、飲み放題食い放題の極楽三昧なこと。
定宿の民宿で夕食や朝食時にビールや地酒を戴きますが、それ以外に持ち込み分が飲み切れないほどあります。ビール、お酒、ワイン、梅酒、焼酎、ウイスキーと選り取り見取り。
つまみはご当地野沢菜漬、さらに信州名物「馬刺し」とくりゃー他は何も要りません。
旨かった馬勝った。

えっ! ちゃんと滑ったのかって? ご心配なく、筋肉痛をお土産に帰りましたよ。




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 野沢温泉スキー場は、毛無山(1,650m)山頂から山麓にかけて広がり、標高差1,085m、ゲレンデの総面積は297haと、面積・歴史・積雪など日本のトップクラスにランクされるのだそうです。
歴史?・・・スキー場開設は大正時代で、日本のスキー史とともに歩んでいるのだそうですよ。
積雪?・・・と言っても、今年はやはり暖冬なのでしょうか、雪は少なかった。厳冬期の2月というのに日当たりの良い全長3.5Kmのスカイラインコースではブッシュが出ていたり、土が露出している所も見られました。
展望も良いスキー場なのですが、天気は優れず、1日目の夕方に妙高が見えただけでした。
それでもたっぷり滑れましたので満足です。

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        この雲の中に突っ込んで行きます。
        全くのホワイトアウト状態、目を凝らしておっかなびっくり滑ります。

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        湯気が立ち込める 「麻釜(おがま)」です
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 朝食に「温泉たまご」とほうれん草が付きましたが、これは野沢の台所 「麻釜(おがま)」で茹でたものなのです。
温泉たまごは卵白と卵黄の熱凝固する際の温度差を利用して作られます。
卵を加熱していくと卵白は58〜80℃で固まりはじめ、完全に凝固するのは80℃以上に加熱した時です。そして卵黄は64〜70℃で熱凝固します。
麻釜で70℃くらいの温度で加熱しますと、卵白は固まらず、卵黄だけが固まります。
野沢温泉の「温泉たまご」は通常の半熟卵とは逆に、卵黄よりも卵白が柔らかい状態なのが特徴です。

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 朝まだ早い時刻に一人でふらりと外湯巡りに出かけました。
静かな狭い温泉街はひっそりとしていましたが、スキー場で働く村の人たちが足早に通り過ぎて行きました。
坂道に沿うように流れる下水溝は硫黄の沈殿で白くひかり、湯気を立てながら湯が流れ落ちて行きました。
鼻を衝く硫黄の匂い、温泉の風情を胸いっぱいに吸い込みます。

       外湯の1つ「河原ノ湯」
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     外湯入浴の心得
        *外湯は村人が手本なりマナーなき者使うべからず
        *湯の熱さが野沢温泉と心得るべし
        *掛け湯は人としての礼儀なり
        *源泉の鮮度を水で薄めるべからず
        *体を拭かずして脱衣場を濡らすべからず
        *入浴後の水分補給を忘るべからず


     それにしても野沢の湯は熱いのです。


         「熊ノ手洗湯」の近くの「洗濯場」です。
        若い女の方が丁度仕事を終え帰るところでした。
        にこやかに挨拶し、とても感じの良い村人でした。
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 行く先々に、道祖神を見かけます。街角にあったり、家の軒先にあったり。
道祖神は、「縁結びの神」「子宝の神」とも言われています。
野沢温泉の各家の神棚には道祖神の神様が祀ってあり、1月15日の道祖神祭りにはそれを持って行き、他の家の気に入った神様と交換(縁結び)するのだそうです。
その道祖神祭りは日本三大火祭りの1つで、国の重要無形民族文化財に指定されています。

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        これは民宿の食堂に置いてあった道祖神です。
        小さい方が縁結びの神様なのでしょうか




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        今回集まった精鋭です。(甘納豆は右端の黒装束)
        例年はこの倍以上の人数なのですが、厳しい世相の現われなのでしょうか、
        現役の若い仲間が不参加で、大部分はOBです。
        今年の第一生命のサラリーマン川柳にありました。
        “逆らえず ウチのこづかい 仕分け人”  愛妻家
        真っ先に仕分けされるのが遊興費なのでしょうね。




        2日目のお昼はゲレンデの脇で焼肉パーティーでした。
        肉は沢山担ぎ上げましたが、この箸の数、焼けるのを待っていたら
        口には入りません。
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       名残惜しいですが、野沢温泉でのスキーもこれがラストランです。
       下の町並みめがけて一気に降りました。
 

       ・・・・・・・・・・・・・・・

     
        




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この記事へのコメント

本読みと山歩き
2010年03月03日 04:35
“野沢の湯は熱い”そうなんですよね。
こっちでは楽しめない分、楽しませていただきました。
甘納豆
2010年03月03日 06:13
本読みと山歩きさんおはようございます。
山ブログからは少し外れましたが、コメントありがとうございます。
それでも、すっきりしない景色でも、日本の冬の山を味わっていただけたと思います。
2日間とも、雲が中腹を覆っていてそこはホワイトアウトの状態でした。
でもゲレンデですのでスピードを殺して滑る分には迷うことはありません。
頂上付近のやまびこゲレンデは快適でした。
熱い温泉、じっと動かないように入っているのがコツのようです。
2010年03月03日 09:09
お早う御座います。
野沢・志賀高原このあたりのスキー場は二十代後半にスキーに行ったことがあるだけですが、本当に良いスキー場で、その時のことは今でも良く覚えています。当時は横浜に住んでいましたので、夜行バスで行きました。良かったですね、あの頃のスキーも。若い女性は皆美人に見えて仕方がありませんでした。最近 またスキーかスノボーでもやろうか と思い 家内に話したら笑われてしまいました。
KEN
2010年03月03日 12:49
焼肉を雪の腰掛でするのもなかなか良いものですね!でも長い時間は寒くなったのでは?スキー人口が減り閉鎖されるスキー場が多くなってます。我々中高年がスキーに行き、閉鎖を防ぎましょう!大げさでしたね
甘納豆
2010年03月03日 19:53
インレッドさん今晩は!
いつもありがとうございます。
昔の賑わったスキー場に比べると、今は隔世の感が拭えません。
リフトやゴンドラの30分待ち、1時間待ちは当たり前でした。
今は、ほとんど待つことはありません。
2つの意味で驚きです。
1つは勿論スキー愛好者の激減、もう1つは輸送力の強力化。
何となく、ちぐはぐな現象です。
一時、スノーボーダーを排斥するスキー場もありましたが、今はそんなことは言っていられません。
逆にボーダー用の設備を整えて落ち込みを防ぐ努力をしています。
スキー場から、最近はスノーパークとか多極的な名前をつけるところが多いようですが、若者が減っている事実には考えさせられる点も多々あります。
何がこうしたのか。
高度成長期の情熱が失せてしまったこと、思考がデジタル文化に移っていること、趣味の多極化、と言うより携帯に振り回されて周りが見えなくなってしまっているとしか思えません。お金にゆとりが無いのも確かなのでしょう。
そんな中で、インレッドさんの意欲は高く買いたいと思います。
甘納豆
2010年03月03日 20:10
KENさんこんばんわ!
中高年パワーでスキー場の賑わいを復活させましょう。
大賛成です。ちっとも大袈裟ではありません。
4人に1人が中高年という時代はもう目の前です。
中高年パワーがこれからの時代をリードするのですよ。
痛快ですね。
山の中での焼肉パーティー、1時間くらいでしたでしょうか。
食べて飲んでいるうちは熱気さえ感じられましたが、底をつき火が消えますと急激に寒さを感じました。
でも、元気な仲間です。動き出せばすぐに寒さなぞ吹っ飛びました。
かめ・ふ~
2010年03月06日 11:09
甘納豆さん 恒例の野沢温泉スキーでしたね
山の会とはまた別な集まり
恒例とはいえ毎回新鮮なんでしょう
そういう集いは大事ですね
でも少し天気が悪かった、でもこの程度でしたか 良かったですね。
昨日5日 かめは高校時代の山岳部の仲間と飲み会
42年振りに再会した友もいました
今度山に行こうかという話も出ました
また新たな集いが立ち上がるかも
山はいいですね
甘納豆
2010年03月06日 13:23
かめ・ふ~さんありがとうございます。
山の会とはまた別な集まり、会社が変わりましたのでこの仲間達とはスキー合宿で会うだけになってしまいました。
でも会ってみればしょっちゅう会っているような錯覚を覚えます。
気心が知れた仲間とは良いものです。
高校時代の山岳部のお仲間も絆の固いお仲間なのでしょうね。
新たな集いも期待が持てます。
山は良いです。
2010年03月06日 16:47
昨日はありがとうございました。お陰さまで楽しかったです。
野沢のスキー場、良いですねぇ。20代の頃、会社の仲間と数人で滑った事があります。その中の一組がお付き合い中とは知らず、チョッカイを出してもめたりして・・・今となっては懐かしい!(^^ゞ その後も2度ほど滑っていますが、ホントに良いスキー場&スパですよね。
退職後もこうして交流できる事は、何ごとにも代えがたい果報ですね、何時までもお大切に。
甘納豆
2010年03月06日 17:51
山いろいろさん今晩は!
昨日はお世話様でした。早めにレポ纏めようと思うのですが気乗りがしません。昨晩ちと飲みすぎたかな。
20代の頃という響き、遠い遠い昔に思えます。
私にも思い出があります。
当時は電車に乗って行きましたので遠いスキー場だなあと思いました。
青春真っ只中の時期ですが、その時一緒に滑った人達が今どうしているかは全く分かりません。
この土日、天気が優れず家で沈殿です。
本当は、守門大岳の下見に行く予定でした。今日はルート旗の確認や登山計画書の作成で1日が過ぎました。
来週は別の会山行に申し込んでいますので行けません。
明日しか時間が無い、気が進みませんが保久礼小屋辺りまででも歩いてこようかと思案中です。
2010年03月10日 18:20
甘納豆様おひさし振りです。
スキーも堪能されてますね。
スキー場ヒュッテを前傾に大雲海の絵、まるでスイスみたい!
すばらしいロケーションですね!!!
この絵と「焼肉」に目が釘付けでした(笑)

あ、3連休20~22は新潟の娘卒業で引越しに参りますが
夜泊めてくださ~い(笑)
甘納豆
2010年03月12日 08:05
わっぱがおやぢさんお久しぶりです。
気が付くのが遅れ遅くなりました。
申し訳ありません。
早いものですね、娘さんもうご卒業なのですね。
息子さんの進学と合せ、本当におめでとうございます。
おやぢさんの苦労も報われると言うものです。
2週連続の引越しも大変ですが、子供のための苦労は親としては嬉しいものです。
当方は大分前に2人共巣立ってしまい、今や老夫婦だけの寂しい家になっています。時々孫の顔を見るのが唯一の楽しみです。
てなこと言いながら毎週山に行っている。全くぐーたらおやぢです。
わっぱがおやぢさんには足を向けて寝られません。
3連休20~22日新潟にお越しとのことですが、自分担当の会山行を計画しており、折角の猫の手もストックを持たせなければなりません。
予定は20日だけなのですが、天気が悪い場合順延にしており当日にならないと予定が分かりません。お手伝いできず誠に申し訳ありません。
新潟方面の山に来られることがありましたらまた是非お声をかけてください。

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