21 花の故郷_佐渡岨巒堂山(2010年4月10日)

 朱鷺の自然放鳥で一躍全国に名を馳せている佐渡島。
海の幸や海岸美、文化的な史跡が多い佐渡ですが、寒暖両系の植物境界線の北緯38度線が島の中央を通過する立地より四季のお花も特筆もので“花の故郷”と呼ぶに価する島と思っています。
故郷と呼ぶもう1つの理由、もう何年も前に他界しておりますが両親が佐渡の出で、自分も幼少の頃佐渡に住んでいたことがあるからです。
あちこち移り住んでいましたので、自分の故郷はどこだろうと時々思うことがありますが、今は新潟市が第一の故郷、そして佐渡が第二の故郷と思っています。
さて“岨巒堂山”ですが、難しい字ですね、“しょらんどうやま”と読みます。
岨巒堂山は南北に走る大佐渡山脈の主稜にある主峰金北山とドンデン山のほぼ中間から東方に派生する枝尾根の先約1kmに位置する山です。
標高は751mですが、展望の良いことで知られています。
360度の展望の約3分の2は大きく手を広げても足りないくらい大佐渡山脈が広がっています。まさに大佐度山脈を至近距離で望むことができるのです。
そして東南側の眼下には国中平野と加茂湖、大きく弧を描いた両津湾が広がっています。

          大佐度山脈の主稜線
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          佐渡の主峰“金北山”
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          両津湾と加茂湖
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          同行した仲間達(甘納豆は左端)
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 岨巒堂山の“岨”は漢和辞典を引くと“けわしい”という意味、“巒”は“とがった小山”と出ていました。頂上には石の小さなお堂がありますので、なにやら修験道者の修行の山だったような気がします。真偽の程は分かりません。
昨年の5月に岨巒堂山から金北山へ縦走したことがありますが、主稜線からピラミダルな岨巒堂山が見えました。低いながらもトンガリ山です。昨年のレポは こちら 。
それでは今年の4月のお花を紹介します。

          新潟から2時間半、カーフェリが両津湾に入ると
          皆、甲板に出て山座同定に余念がありません。

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        左、金北山、右、ドンデン山、カモメの目線の先が“岨巒堂山”です。
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          歩いた軌跡
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          TP積算距離    :約7.0Km
          総上昇量      :約660m
        総所要時間(休憩含):約4H50分
                       (登り約2H30分、下り約1H40分、昼休憩約40分)


         行  程
 古峰神社手前9:18-11:48岨巒堂山-12:08お昼12:40-14:05古峰神社手前着


          登山口の“古峰神社” しかし建物は無く、鳥居だけがひっそりと立っていた。
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          しばらくは川沿いの林道を歩きますが、キクザキイチゲが延々と追ってきます。
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          丸木橋を2回渡りますが、この辺りには目の覚めるような
          真っ黄色の“福寿草”が続いていました。

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          そして残雪が地面を覆っているところまで
          あたり一面“雪割草”(オオミスミソウ)が広がっていました。
          佐渡の“雪割草”はピンク系統が主流を占めていたように思います。

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          カタクリも見られましたが、こちらは角田・弥彦の方がきれいかな。
          こちらのカタクリには葉っぱに斑入り模様がありません。先祖が違うのかな。

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          ヤマネコノメソウも彩を添えてくれます。
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          稜線に近づくと一面残雪です。木の間越に金北山が見えています。
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          お花を見て、しかも残雪を歩く。実に贅沢な山行です。
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          お花を堪能し、残雪を楽しみ、展望に酔いしれ、温泉に浸かる。
          至福の1日でした。
          帰りのカーフェリーの2等船室の一画も貸し切り状態。
          歓談し、おいしいお酒を戴きながら帰路に着きました。
          船窓からは海の上に浮かぶ角田山、弥彦山が見えていました。

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          佐渡は四十九里波の上・・・・・
                      また今度・・・・・











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この記事へのコメント

2010年04月15日 09:11
お早う御座います。
先日の角田から白い金北山が良く見えました。結構雪が残っていますね。まだ福寿草が咲いていて、雪割草も丁度見頃のようで、故郷の山は、特に優しく美しく感じた事と思います。出雲岬から母の故郷を眺める良寛さんの坐像が数ある像の中で私は一番好きな良寛像です。
KEN
2010年04月15日 09:57
変わらぬ行動力にただ脱帽!しかも未だ完全にリタイヤーしてるわけではないのに、小生完全リタイヤーしてますが、のんべんだらりの生活。またまた綺麗な花見も出来たようで、佐渡の企画があったらこんどこそ参加しようと思いました。
2010年04月15日 11:20
おはようございます。
岨巒堂山、とても気になる山で今年こそはと思っていたのですが都合で参加できませんでした。
福寿草、雪割り草、とても色鮮やかで綺麗~ とくに残雪に咲く福寿草の趣ある風情はうっとりとします。
来年こそは参加出来たらと思っておりますが・・・
甘納豆
2010年04月15日 21:52
インレッドさんありがとうございます。
故郷は遠きにありて思うものとも言われますが、こうして行きたい時に行けるという距離が嬉しいです。
もう既に叔父叔母達はほとんど他界し、次の代に引き継がれたり、また大部分は佐渡を離れたりしていますので付き合いも縁遠くなってしまいました。
従って、佐渡に行ったとしても一人の観光客に過ぎません。
ある意味、その方が気楽とも言えます。
今年の冬は雪が多かったり、繰り返し寒気が襲ったりで今頃になっても福寿草が見れ、元気の良い雪割草が見れました。
それにしても佐渡の植生は素晴らしいですね。
甘納豆
2010年04月15日 21:58
KENさん今晩は!
謙遜ですよKENさん。山スキーに旅行にと精力的に動き回っているではありませんか。
その間に充電するのは誰しも当たり前です。
逆に自分は少々疲れ気味です。過ぎたるは何とかかも知れません。
佐渡はこの後も計画がありますよ。是非。
甘納豆
2010年04月15日 22:11
FUKUさん今晩は!
お花も良かったけど、輝くような北アルプス後立山、剱の景色はそれ以上じゃないですか。
自分がどちらかを選べと言われたら迷うことなく残雪歩きと雪の景色を選びますよ。
この時期、あっちも見たい、こっちも見たいで身体がいくつあっても足りませんね。
昨年?一昨年?FUKUさんの見たシラネアオイの大株は見事でしたが、春先の福寿草も心を明るく和ませてくれました。
かめ・ふふふ
2010年04月16日 11:40
甘納豆さん 故郷のお山を楽しめた様子、よいタイミングでしたね
花を愛で、残雪を踏み、連なる山々を眺め、気心の知れたお仲間との1日。
帰りにはフェリーの一角を占めて美味しいお酒ですか。
お酒は佐渡の地酒でしょうなあ やはり・・・・
2時間半もあっという間でしょうよ
かめも明日は会の仲間と山梨の低山を歩く予定です
少し天気が思わしくありませんが・・・・
甘納豆
2010年04月16日 22:40
かめ・ふふふさん今晩は!
とても羨ましいでしょう。新潟にはこういう楽しみ方もあるのです。
勿論、来る人は拒まずですからどなたでもその恩恵に預かることができます。
ただ佐渡は全体として観光客は減り続け、苦しい状況のようです。
海の幸と若干の農産物以外さしたる産業がありませんので観光が頼りなのですがジリ貧です。
フラワートレッキングは抜群なのですが、間に越佐海峡が横たわっているせいか、角田山、弥彦山に押し寄せる大型観光バスも本土で足止めのようです。
船の中の2時間半、宴会ケ岳としては里山どまりだったかもしれませんが、楽しい時間でした。佐渡の地酒も仕入れましたが、皆さんの新潟からの持込が多かったです。
2010年04月17日 14:34
おはようございます。
毎年、ご紹介いだたくたびに行きたくなります。
福寿草はたしかに綺麗ですね。黄色がまぶしい。形もよい。
その他の花も形よく見えるのは、人が少なく、自然環境も良いせいでしょうか。
甘納豆
2010年04月17日 20:16
本読みと山歩きさん今晩は!
火山灰の影響でヨーロッパは、今、大変な状況ですね。
早く落着くと良いのですが。
おっしゃるとおり、人が少なく、自然環境も良いせいです。
これも海が間にあることだと思います。
佐渡の振興のためには沢山の人が訪れるのが理想ですが、自然派の方々から言わせればそっとしておいて貰いたいものです。
かく言いながら、ブログにルートまで載せるのですから全くけしからん奴ですね。複雑な心境なのです。
越佐(越後佐渡)海峡がいつまでも一定の絞り弁としての機能を果たしてくれることを望みます。ドーバー海峡のようなトンネルはいりません。
本読みさん、任地を全うし帰国されましたら、いつかご家族連れで佐渡を訪れてみてください。
自然美は勿論歴史的にも一見の価値はあると思います。
yosi
2015年07月13日 09:39
佐渡に住んでる者です。
[佐渡古峰神社」でヒットして訪問いたしました。
質問です。
古峰神社は焼失して建物はないのは知っていましたが鳥居の写真拝見いたしました。
ところでこの古峰神社はどこにあるのでしょうか?国仲北線入り口に古峰神社参道がありますが、その道を入ったところにありますか?それとも違うところにあるのでしょうか?
何回見に行っても所在がわかりません。ネットで調べても全く紹介されていません。
佐渡の知り合いに聞いても知ってる人がいません。佐渡に住んでいても知らない事がたくさんあります。

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