22 一切経山&東吾妻山(2012年05月26日)

 一切経山(いっさいきょうざん 1,948.8m)は、福島市と猪苗代町との境にある山です。吾妻連峰の北東部に位置し、現在も火山活動を続けている活火山です。山頂は岩礫で覆われていて、赤茶けた山容が印象的でした。南東側の中腹には江戸時代の噴火で出来たとされる旧火口や、現在も噴気を上げている大穴火口(八幡焼の噴気口)があります。

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               浄土平からの一切経山

 東吾妻山(ひがしあづまやま 1974.7m)は、シラビソやコメツガなどの針葉樹林に覆われたなだらかな山容が美しく、浄土平の賑やかさとは対照的な静かな山でした。

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               酸ケ平を挟んで対面する東吾妻山

 どちらの山も、ガレた山頂からは360度の展望で、吾妻連峰の峰々や“魔女の瞳”と呼ばれている五色沼や鎌沼の眺望が実にすばらしい所でした。

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               五色沼と西吾妻の稜線

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               東吾妻山頂から見た鎌沼と一切経山

 実は、自分は吾妻連峰の山に登るのは今回が初めてでした。会山行で企画されましたので、チャンスとばかりに申し込みました。人気の山域なのか希望者が多く、総勢52名、大型デラックスバスでの山行でした。標高1,600mの浄土平までバスで登りますので、標高差はそれほどありません。賑やかでゆったりしていて、こんな山登りも良いものです。
 大人数でしたが、残雪のこの季節はまだ観光客も登山者も非常に少なく、またリーダーの気配りも徹底していましたので大した迷惑もかけずに楽しい山歩きができました。詳細は、所属している中高年の山の会のホームページに、同行した仲間が紀行文を投稿してくれていますので、そちらを見て戴きたいと思います。情景が浮かびあがるようなしっかりした紀行文です。
(ピンクのところをクリックしてみて下さい。)

        歩いた軌跡
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        TP積算距離    : 約11Km
        総上昇量      : 約600m
      総所要時間(休憩含): 約5H43分


        行  程
浄土平9:02~酸ケ平非難小屋9:42~一切経山(10:20-40)~酸ケ平湿原分岐11:11~鎌沼11:23~東吾妻山(12:37-13:22)~姥ケ原分岐13:55~浄土平14:45



 準備を整え、浄土平ビジターセンターに集結して出発です。大勢ですので、10名づつの5班に分割して順次出発しました。
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 遮るもののないこの山、中腹からは噴気が湧き上っていました。山肌も荒々しく黄色く変色しているのが分かります。足元を流れる小川からは硫黄の臭いが立ち込めていました。
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 ほどなく酸ケ平湿原に出ましたが、まだ雪が融けたばかりなのでしょうか、お花の姿は全く見られません。緑色の前大巓とは対照的な景色です。
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 もうじき一切経山の頂上です。赤茶けた砂礫が広がっているだけでした。後方には吾妻小富士と高山の山容がきれいです。その後ろには安達太良山もうっすらと。
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 一切経山頂上はこんな雰囲気、南の方角に見えるのはこれから登る東吾妻山。
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 一切経山のすぐ北には「魔女の瞳」あるいは「吾妻の瞳」と呼ばれる五色沼があります。色がコバルトブルーで太陽光の具合で時間や見る場所によって変化し、とても美しかった。冷たい強風に震えながら眺める仲間たちと五色沼です。沢山写真を撮りました。
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 あいにくの雲で折角の大展望も霞んでいましたが、強風で雲がどんどん流れていきます。時折顔を見せる吾妻連峰最高峰の西吾妻山を写真に収め、早々に次の山に向かって下山です。
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 端麗な“吾妻小富士”、浄土平から2時間もあればゆっくり火口を1周して来れます。山と言うより観光地ですね。
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 酸ケ平湿原と鎌沼、左奥が東吾妻山、右奥が中吾妻山と継森です。こんな標高の高い所に広大な湿原が広がっているのです。この次はお花の咲き誇る時期に来てみたいものです。
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 東吾妻山の登りはこんな様子です。大シラビソの樹林帯にはまだたっぷりの残雪です。時々現れる登山道は雪解け水で沢と化していました。これもまた楽し。
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 頂上はふきっ曝しで風が強いので、三々五々這松の陰でお昼を食べました。雲が流れ、青空と陰が交差する中で、吾妻連峰の山々、安達太良山、遠くぼんやりと磐梯山を眺めながらのランチタイムでした。

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 少し降りればもう風は気になりません。吾妻小富士や一切経山を眺めながらの下山です。
賑やかで楽しい山行でした。
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                    END













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この記事へのコメント

赤鬼
2012年06月02日 06:09
大分残雪があったみたいだね。昨日の三本槍は無かったよ。素晴らしい景観だった。山をやらない人はこれを見ることがないのだから損だなあ。
2012年06月02日 13:35
火山で標高が高いので、風景が違いますね。
緑と湖の感じなぞ、欧州のリゾート地のような!!??
風でもふいていれば、とっても気持ちよさそうな。
越後とちがう風景も愉しまれたご様子、みている方も楽しめました。
2012年06月02日 17:04
魔女の瞳いいですね(^_^)
吾妻山計画するのですがなかなか行けず。
今年こそは
甘納豆
2012年06月03日 11:57
赤鬼さん
いつもありがとうございます。
そうです。登った人にしか分からない素晴らしい景観。ヤマノボラー冥利です。
何年か前、赤鬼さんリーダーの安達太良山に登りましたが、その安達太良も見えていました。あの時は、お腹を壊していて、必死でこらえての山歩きでした。景色など全然覚えていません。遮るもののない山は体調を整えて行かなければなりませんね。
甘納豆
2012年06月03日 12:03
本読みと山歩きさん
欧州のリゾート地ってこんな感じですか。確かになだらかで雄大でゆったりしていました。こんな中で、そよ風なら気持ち良かったのでしょうが、低気圧の影響か、冷たい強風ではそうもいきませんでした。ゴアの雨具を着、フードも被り、凍える手で写真を撮っていました。標高2000mの世界はさすがに過酷でした。
甘納豆
2012年06月03日 12:13
ZENさん
5/30に三条の袴腰に来られたのですね。
ヒメサユリの写真きれいです。自分は昨日会山行で粟ケ岳を縦走しましたが、道中袴腰山がくっきりと見えていました。粟ケ岳もヒメサユリが沢山咲きますが、こちらはまだ早かったです。たった1輪だけ見れました。
吾妻山もできたらお花の時期が良さそうです。今回は1、2週間早かった。標高の高いところまで車で行けますし、全体になだらかですので歩くには楽な山域です。
2012年06月03日 15:09
今日は。
この山は私も登ったことは有りません、その内スキーでも持ってと思っているのですが、遠くて中々行く事が出来ません。これからの花の時期も良さそうですが、観光客と混じっての登山はちょっと・・・。
甘納豆
2012年06月03日 19:12
インレッドさん 今晩は!
 そうです、今はシーズン前で人の姿も少なかったですが、お花の時期には相当混み合うことでしょう。インレッドさん好みの静かな山歩きからすると、敬遠したくなるかも知れませんね。もっともっと後からでも良いでしょう。
でも、今回の山の雰囲気は良かったですよ。
2012年06月06日 10:21
 天気が良くてなによりでした。甘納豆さんが吾妻山系が初めてだなんて、信じられない。(笑い)
 魔女の瞳を挟んだ向こう側、家形山~弥兵衛平は冬もいいですよ。雪質もいいし積雪も多くないし、慶応大学小屋、弥兵衛小屋など避難小屋もありますしね。
甘納豆
2012年06月06日 15:02
山いろいろさん
 私の山経験なんて大したこと無いんですよ山さん。
県内と近県、しかも結構同じ山に行っている。視野が狭いのです。
それ故、今回の山行は刺激的でした。日本には良い山が沢山あるのですね。いろいろ登るために長生きしなくちゃー。
2012年06月06日 21:39
こんばんは
大所帯で行動するには、今回のように10名くらいづつ行動して頂けると、大変助かります・・・このような事に関してはいろいろと問題にされていますね。
まだ行った事のない山の様子が手に取るように判り、行く機会がありましたら参考にさせて戴きます。
東北方面の山は似たような山が多いですね・・・栗駒や蔵王にも似ていますね。
間もなく沢山の花も咲いて来そうですね。
甘納豆
2012年06月07日 22:11
りっきーさん
 ナイスの気持ち玉とコメントありがとうございます。
この日は、まだ時期が早かったのか、一般の登山者も観光の方達もすごく少なかったです。従って、52人で行動してもほとんど迷惑はかけなかったと思っています。でも、中には結構待って戴いた方も居られましたので、ベストシーズンには避けた方がよろしいですね。
 リッキーさんは、尾瀬や長野の山は詳しいようですが、福島初め東北の山はこれからですね。自分もそうですが、もっと視野を広げようと思っています。

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