4 新春の多宝山(2014年1月19日)

 「多宝山」、新春にふさわしい名前ですね。昔は「十宝山」と呼ばれていたということですが、南に位置する弥彦山と双耳峰。標高は633.8メートルで、新潟市内では一番高い山です。

 多宝山は、かつて品質の良い銅が採れた、まさに名前通りの宝の山。元禄14年(1701年)から銅の産出が始まり、明治・大正時代にピークを迎えました。その銅によって、燕の銅器産業が栄えたといわれています。
 岩室温泉側からは岩室神社、丸小山公園、石瀬の3つの登山口があり、頂上には気象レーダー観測所が建っています。角田山と同じく、佐渡弥彦米山国定公園に属し、豊かな自然が魅力です。清らかな湧き水を育んでくれるほか、雪割草やカタクリ、イチリンソウ、ヤマユリなど、季節の山野草が目を楽しませてくれます。   (新潟市西蒲区HPより)

 この宝の山にあやかろうと会山行23名で登って来ました。全体として弥彦山なのですが、今日の狙いはあえて多宝山なのです。

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               石瀬神社近くの駐車場に集合し
               まずはお互いに新年のあいさつを取り交わします。
               弥彦山には沢山の登山口がありますが
               この石瀬神社登山口は初めてでした。



 今回、残念ながらGPSを持参しませんでした。弥彦山なら目をつぶっていても登れると高を括っていました。ところが、今回のリーダーは会の中でも大ベテラン、登り口も下山口もかなりマニアックなルート取りでした。軌跡を取って置けば一目瞭然だったのですが残念です。後悔先に立たずです。

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               これは登山口手前の林道にあった案内板です。
               分かりづらいですが、林業道Dが今回の登りルートです。


 コースタイムは次の通りです。雪道を大勢で歩いた割には良いペースです。

多宝山駐車場9:05・・・石瀬神社登山口9:20・・・大滝小屋跡・・・石瀬峠分岐11:07
 ・・・多宝山11:18・・・大平園地11:48・・・RW山頂駅12:04・・・弥彦山(奥ノ院)12:23
           ・・・展望食堂脇(12:35~13:05)・・・表参道・2合目から滝ノ沢方向へ
                          ・・・旧役場駐車場14:15=多宝山駐車場15:00

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             まずは林道岩室金池線を15分ほど歩きます。
             そこに石瀬神社登山口があります。石瀬峠に続く登山道です。
             しかし、リーダーは見向きもせず先に進み、いきなり急登を登り始めました。


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               これは登山道と言うより、
               林業のための作業道(林業道)のようでした。
               登り一辺倒のいわゆる“鉄砲登り”が続きます。
               藪漕ぎもありました。まったくヤボコキなリーダーですね。


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               悪戦苦闘しつつも正規の縦走路に出ました。

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               道幅も広いブナ林の中の緩やかな登りです。
               全員ワカンを持参して来ましたが、今日は出番なし。


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               多宝山山頂のレーダードームです。
               寒いので記念写真を撮って先に進みます。


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               蒲原平野を覆う黒い雲、
               写真でもお分かりと思いますが、めまぐるしく変わる天気でした。


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               弥彦山奥ノ院に向け多宝山を後にしました。

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               今日の海はすごく鮮やかなブルーでした。

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               会の春季集中登山で皆が集う“大平園地”
               晴れたりガスったり、でもこれくらいは良い方です。


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               海面から水蒸気がモクモクと湧き上っています。

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               スカイラインを横切って弥彦山に取付きます。
               いつもここで写真を撮ります。絵になる風景です。


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               今日の海の色はいつになくすごい!

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               奥ノ院にお参り。
               今年初めての人も居りましたが、自分は2度目。


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               海面から直接雲が湧き上っています。
               こんな感動的な景色はめったに見れません。
               良い日に登りました。


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               もうお腹もペコペコ、
               奥ノ院を後にして少し戻ります。
               多宝山もくっきり見えました。


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               山頂食堂(冬季は休み)脇で風を避けお昼です。
               蒲原平野が白く輝き、雪化粧の“やひこざくら”がきれいでした。


               やひこざくら
     山桜の変種で全国的にも貴重な一株で、樹齢は二百年以上と推定される。
     幹回り約二メートル六〇、高さ約十八メートル。
     弥彦山の桜樹でも最も大きな木である。開花は四月下旬から五月初旬。
     昭和五十四年、弥彦村の天然記念物に指定された。
                                        弥彦神社

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               林立する弥彦山頂のアンテナ群
               弥彦山は634mで、東京スカイツリーと同じ高さです。
               でも、このアンテナ群は山頂に立っているのですからもっと高い。


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               メインルートの表参道コースを下山します。
               ワカンは使いませんでしたが、ピン付長靴かアイゼンが要ります。


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               ところがやっぱりすんなりとは終わりません。
               2合目から、滝ノ沢方向に下山です。
               渡渉のあるバリエーションルートに皆大喜びでした。
               ここは、通称“お滝の沢”と言い、何年か前に沢登りしたことがあります。
               新潟近郊の沢の入門コースとなってますが、五頭よりも難関です。



 多宝山から弥彦山、あるいは弥彦山から多宝山、はたまた西蒲三山縦走と数えきれないほどここを歩いていますが、今回のルートは初めてでした。こんなに素晴らしいとは思いませんでした。

 真っ白な新雪を歩きながらの日本海と山々の景色の素晴らしさ、特に海から水蒸気が湧きあがって直接雲になっていく様には感動しました。

 近くにこんな素晴らしい山があるんだなぁ~と、改めて思いました。


                                                 おわり













この記事へのコメント

2014年01月23日 05:48
本当にお世話になりました。
突然に参加を決め、甘納豆様から同乗させて頂き、コースの下調べも疎かなままの参加でした。
このコースが雪の無い時にはヤブとも知りませんでした。
なんせ、短足の私は踏み跡に足を上げるのに「エイ!ヤッ!」としなければ上げられない箇所が何度もあり、それが辛かったでした。
弥彦山の表参道の雪道歩きとはエライ違いです。
でも、久しぶりに「難儀な雪道歩き」を体験出来ました。
そんな疲れもあって「奥の院」はパスしてしまいまして申し訳ありありませんでした。
2度ともパスで、今度、リベンジ致します。
甘納豆
2014年01月23日 13:03
noritanさん
 お疲れ様でした。でも奥ノ院をすっぽかすのは勿体ないですね。折角のご利益も逃げてしまうかもしれませんよ。今度是非リベンジして下さい。
 冬は天気の具合でつい足が鈍りがちですが、これに懲りずにどんどん山歩きしてください。
甘納豆
2014年01月23日 13:09
PeRoさん
気持ち玉ありがとうございました。
玉ねぎ、順調に生育しているようですね。
甘納豆
2014年01月23日 13:19
ハンスさん
気持ち玉ありがとうございました。
あきるのから檜原界隈の写真素晴らしいですね。
甘納豆
2014年01月23日 13:20
山じいさん
気持ち玉ありがとうございました。
2014年01月23日 17:28
まずまずの天気でなによりでした。
登りなれた山なれど、知らない道もあるんですね。道なき道かと思ったら、ちゃんと案内板があるんですね。面白そう、いずれ歩いてみます。
ところで多宝山と弥彦の標高、やや弥彦が高いように表記してありますが、自分は、登る度に多宝山の方が高いように思えてなりません。まさか作為は無いと思いますが・・・。
甘納豆
2014年01月23日 21:01
山いろいろさん
 通いなれた山とは言え、角田山も弥彦山もまだまだ知らないところが沢山あるようですね。今回は大収穫でした。
 ところで、山の標高はどうやって計るのでしょう?勿論三角測量で日本の山々は正確に測られてきたのでしょう。でも、弥彦山の標高はいつ測られたのでしょうかね。20cmの差がどこまで正確なのかな?という疑問もあります。でも、やっぱり弥彦山の頂上は弥彦山で良いのです。それがロマンです。
わら 
2014年01月23日 21:59
身近な弥彦山でも、写真を拝見しているとどこの山だろうと新鮮です。
やぼこきな藪漕ぎ山行、面白そうですね。わかっていたら参加したのに、残念です。

ロープウェイ駅から観光客が、おもしろ~~いと言いながらみなさんの写真を撮っていましたよ。遠くから見ると真っ白の山に一本の筋がこちらに向かってくるように見えて
なかなか壮観でした。観光に一役かってました。(^-^)
カスミッシモ
2014年01月23日 22:28
こんばんは。
真っ青な日本海を見ながら歩くのもいいですね。
私の方は太平洋で若干緑がかっています。
海面から雲が湧きあがるさまを見てみたいです。
甘納豆
2014年01月24日 23:29
わらさん
ありがとうございます。
多宝山頂上でお声をかけられた時はビックリしました。一緒に登って来たのに何で気づかなかったのだろうと。わらさん達はアイゼントレーニングで逆から来られたと聞いて納得でした。
 お忙しいわらさんですから、会山行もままならないとは思いますが、会山行も捨てたものではありませんよ。
甘納豆
2014年01月24日 23:36
カスミッシモさん
 コメント並びに気持ち玉ありがとうございました。
 会山行での金時山、楽しそうですね。新年会の様子も目に見えるようです。我が会も負けてははいませんよ。
 太平洋と日本海、色の違いを並べて比べてみたいですね。緑は広さ、青は冷たさを感じますが。でも水蒸気が上がりそれがそのまま雲になることを考えるに、海の温度は暖かいのでしょうね。
2014年01月25日 18:47
低山であるにも関わらず!
ブナ林があり雪があり…歴史があり…海を臨め…これだけ楽しめる山が近くにあるなんて、やはり幸せですね~~
日本海の色と沸き立つ雲が印象的でした。
甘納豆
2014年01月26日 13:04
本読みと山歩きさん
 新潟近郊の角田山も弥彦山も海面から直接せりあがっている山です。花あり景色良しの良い山です。蒲原平野のど真ん中ですので、熊などの恐い野獣も居りません。安心して登れる山です。
 今年は強い寒気団が次々に押し寄せるせいか、いつになく青い海でした。そしてアチコチ海面から水蒸気が竜巻のように湧き上って行くのが見えました。
甘納豆
2014年01月26日 13:09
MORINOBUNAさん
気持ち玉ありがとうございました。
MORINOBUNAさんの写真はいつ見ても惚れ惚れします。
2014年01月27日 19:25
こんばんは
冬の越後としては、良い天候の日の会山行でしたね。
甘納豆さんもご覧になられましたね・・・わたしも今年、多宝山から下山時に少しだけ見えた海の色は、瑠璃色でした♪~ 真冬の日本海は、こんなに綺麗な色になるんだと感動しました。
海上から水蒸気が湧き上がって雲になる様子は、良く見かける現象ですので、これからも注意して観察なさってみて下さい。
今回のリーダーさんのルートは、単独では見つけ辛いですが、登りルートは昨年確認しましたので、大よその検討がつきますが、下山時の2合目から、滝ノ沢方向は判りませので、今度探してみようと思いました。
KEN
2014年01月27日 22:31
相変わらずのご活躍心より嬉しく思いますI先輩もそうですが、山屋の頑固さや自己本位でなく本当に素晴らしいです。これからも皆さんを引っ張っていってあげてください。我儘な私には到底できないことです。冬は登ったら滑れる山を目指し少々頑張ります。
甘納豆
2014年01月28日 21:56
リッキーさん
 コメント並びに気持ち玉ありがとうございました。
角田山も弥彦山もまだまだ知らない道があることが良く分かりました。嬉しかったです。
 リッキーさんは相当歩いておられますのですべての道はご存知と思っていましたが、まだ残っていたのですね。どことなく安心しました。
 リッキーさんの五頭の写真、かなり露出が絞られていますね。オートのカメラは、雪景色は明るいと判断して露出を自動的に絞るようです。設定に真夏の海岸や雪景色がありましたら切り替えてみて下さい。手動の場合はもう少し露出アップです。試してみて下さい。
甘納豆
2014年01月28日 21:59
KENさん
 どことなく弱気の発言ですね。けしからん。
元気なKENさんですから、前向きに!!!
登ったら滑れる山、私もその通りです。BCお誘いください。
2014年02月04日 22:13
多宝山、縁起のよい山で!
ブナ林を抜けると海が見え絵になります。
新雪を縦隊でラッセルする姿もいい光景ですね~♪
甘納豆
2014年02月08日 21:29
清兵衛さん
ネパールの旅見せて戴きました。すごい!の一語です。
それに比べると、多宝山、名前は立派でもスケールが違いすぎます。
いつかヒマラヤを見に行きたいな~。

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