7 駒の頭 (2015年2月15日)

 “人と四季が輝く魚沼市”近郊の里山です。会山行、13名で楽しんできました。
 魚沼市は魚沼産コシヒカリの採れる中心部、豪雪地帯としても名が通っている所です。今冬も2月10日に大雪警戒本部が設置されたばかりでした。
 1000mにも満たない里山とは言え、厳冬期のこの時期、決して侮れる所ではありません。こんな時に登るのは余程の山好きか酔狂の人ばかりでしょう。除雪端の登り口の住人もあきれ顔で見送っていました。

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 そもそも、この山行の計画は、「黒禿の頭・笠倉山」でした。予定コースは次の通りです。
大沢集落(8:10)…鳴倉山(579m)…トヤの頭(671m)…駒の頭(680m)…黒禿の頭(770m)…笠倉山(907m)…黒禿の頭…駒の頭…488m峰…湯之谷健保センター(15:40)
総行程:約13Km、累積標高:約1,380m、アップダウンを繰り返し、冬の山としては相当過酷な工程ということがお分かりと思います。

 さて、それでは実際はどうであったか振り返ってみましょう。結果的には周回とはならず、駒の頭までのピストンでした。

    歩いた行程
道の駅ゆのたに(7:50)…大沢集落(8:15-25)…鳴倉山(10:00)…トヤの頭(11:30)…駒の頭(12:20)  
   …昼食(12:30-13:00)…トヤの頭(13:25)…鳴倉山(14:15)…大沢集落(15:05-15)…道の駅ゆのたに(15:40)


    歩いた軌跡(破線は予定のルート)
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                  総行程:約12Km、累積標高:約980m

    歩いた断面図
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 終わってみて、冬の山の厳しさを実感した山行でした。すごく疲れました。4日経つ今でも膝の痛みと筋肉痛が残っています。重い雪のラッセル、軽い雪のラッセル、急斜面での胸まで潜るラッセル、強風、地吹雪、突然落ち込む雪の穴、冬の山にしては多い距離と累積標高、正直大変でした。でも良い経験になりましたし、楽しい山行でした。これも経験豊富なリーダーが居らばこそ、安心してついていけました。


 まずは小出ICからそれほど遠くない“道の駅ゆのたに”に車を停めて歩き始めます。これとて、しょっぱなから番狂わせなのです。本来は、登り口の大沢集落の除雪端に駐車する予定でした。しかし、雪が多く朝の早いこの時間帯、除雪の邪魔になってはいけません。無難な道の駅の大駐車場をお借りするのが賢明かなと思ったのです。おかげで片道2Km余計に歩くことになりました。
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           回り込むように尾根に取り付きます。この辺は重い雪。

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           大沢集落が足下にどんどん遠ざかります。人気のない世界へ突入です。

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           懸命のラッセルが続きます。順番に先頭に立ちます。

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           急斜面では、まさに雪との格闘になります。

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           どうです!見事なチームワークでしょう!

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           概ね曇り空ですが、雪が舞ったり青空が覗いたりおかしな天気です。

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           ほゞ真西からの強風、吹きさらしの尾根には地吹雪が吹き付けます。顔も引き攣ります。

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           一瞬陽が射すと見事な樹氷が、そして氷の破片がサラサラと落ちる。

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           風の当たらない尾根は実に長閑です。冷え込みのせいか雪質はサラサラ。

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           トヤの頭手前、11:30です。予定より1時間遅れ。まだまだ。

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           駒の頭、12:20、リーダーから大きな声「ここを前進限とする」

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           とりあえず記念写真を撮りますがとにかく風が強い。

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           山座同定しようにも地吹雪が足をすくいます。

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           近寄り難き毛猛山塊、真ん中の尖りが桧岳、右奥が毛猛山(1517m)かな。

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           ふたこぶラクダのような権現堂山、右に唐松山(1079m)

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           唐松山アップ、残雪の5月中旬にあの山に登る予定です。

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           少し降り風の当たらない窪地で遅いランチタイムとしました。

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           風の当たらないところは実に穏やか、淡い陽光の下、橅のシルエット。

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           下山なのに登り、トヤの頭の恐ろしげな稜線。

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        晴れ間を縫って撮影、笠倉山です。右の稜線上に黒禿の頭。左手前が到達した駒の頭。       

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                               駒の頭アップ

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                    歩いてきた道、自分らのトレースが見えます。

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                    小出の町並みと魚野川沿いの穀倉地

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                    少し痩せ形のモンスター出現、楽しませてくれました。


               さあ! これからが大変でした。
               鳴倉山を越えた途端に強風、というより突風が襲い掛かりました。
               青空が見えるのに地吹雪が容赦なく吹き付けます。
               ザックカバーがバタバタと激しく音を立て、
               風上に背を向けてストックで必死にバランスを取りました。
               ゴアの雨具の風防が煽られた一瞬に帽子が吹き飛んでいきました。



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           最後の登り鳴沢山、あそこを越えねば帰れません。

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           頂上直下で足が止まりました。前方に見えるのは雲ではなく雪煙です。

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           まったく写真を撮る状況ではありませんでしたが、少し落ち着いたところで後方を1枚。



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                    全員無事下山
                    素晴らしいチームワークでした。
                    雪の壁の向こうに見えているのが取り付いた尾根です。
                    楽しい思い出を胸に秘めて帰路につきました。





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この記事へのコメント

トラキチ
2015年02月19日 17:18
仕事で行けずとても残念でした。きっと今の会の最強のメンバーだったのでしょう。写真ではわからない、{風}が大変だったみたいですね。でも充実感が伝わるレポでした。私は関東陽だまりの宝登山でした。
2015年02月20日 20:39
こんばんは
豪雪地帯の地元の方々にとっては、呆れたと同時に13名の姿に頼もしさを感じ、春が少し近づいたように思われたかもしれませんね。
スノーシューやワカンでのラッセル進軍、お疲れさまでした・・・こんなにアップダウンが沢山なければ、スキーの方が楽そうですね。
こんな強力なラッセルで、あちこちの山でトレースを付けて下さると嬉しいですね・・・何時も一人ラッセルで、途中リターンが多いです。
甘納豆
2015年02月23日 11:42
トラキチさん
宝登山の蝋梅はちょうど見ごろだったのでは、でも新潟の雪の華も負けずにきれいでしたよ。
冬の山ですので天気がくるくる変わるのは致し方ありませんが風は終始強かったです。良い経験になりました。
甘納豆
2015年02月23日 11:50
リッキーさん
五頭山でも良い写真が撮れていますね。一時温かくて雪もグサグサになりましたが、新雪のおかげでどの山もきれいです。
魚沼の豪雪の山は一人ラッセルではとても攻めきれません、どうしてもチームワークが必要になります。足並みを揃えるため全員ワカンでした。
新雪に隠れた雪の穴には困りました。
甘納豆
2015年02月23日 11:53
PeRoさん、ハンスさん、青木院長さん、カスミッシモさん、リッキーさん、MORINOBUNAさん

気持ち玉ありがとうございました。

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