甘納豆の山歩記

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help リーダーに追加 RSS 29 静かな山旅_茂倉岳(2009年6月28日)

<<   作成日時 : 2009/07/02 23:44   >>

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 身体のためクーラーを停めて寝たのが良かったのかどうか、暑く寝苦しい一夜であった。
しかし、前日の疲れと、温泉とほろ酔い加減で横になった途端に熟睡したことは確かである。
若干の睡眠不足は否めないが、朝が白々と明ける4時前には自然に目が覚めていた。
ゆっくり宿の朝飯を食べたいところではあるが、今日の山歩きも長丁場、できるだけ涼しいうちに稜線までは登っておきたかった。

   茂倉岳から巻機山方面を俯瞰。手前武能岳、中、七つ小屋山・大源太山、奥、巻機山。
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 途中のコンビニで朝食と昼食の2食を調達して土樽の登山口に急いだ。
今は一番日が長い季節、すっかり明るくなってはいたが、半袖1枚では寒いくらいの心地良さを感じた。
駐車場に車を泊めて歩き出したのは、予定より40分も早い5時50分であった。
いきなりの急登であったが、喬木やブナの樹林が陽を遮ってくれていた。
しかし風が無い。瞬く間に汗が噴出してきた。
しかし、これも今回の下見の大事な要素。
本番は、7月の26日を予定している。しかも新潟出発の日帰りとなると、歩き始めは7時となり、今日よりももっともっと暑さが予想される。
今日の下見の課題は、ただ単にコースの確認だけではなく、この暑さをどう乗り切るかのシュミレーションでもあった。
条件の良い下見で汗などかいていたのでは本番が思いやられるところ。
ペース配分をじっくりと考えた。
要するにゆっくりゆっくりの一定ペース、1歩ずつの高低差もできるだけ無理の無い高さを選んで登った。
休憩も30分ピッチで、規則的に取った。
これじゃ時間オーバーかなと思っていたが、意外や意外、このペースでも十分に予定時間に入っていたのである。
まずは一安心、後は、熱中症対策(日除けと水分補給)を忘れずに指示するだけ。

        これが“檜の廊下”、立派ですネェ〜。
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 ブナの樹林帯を過ぎると檜の老木が続いていた。ここを檜の廊下という。木の根が煩わしかったが、このしっかり張った根が、尾根の崩壊を食い止めていてくれると思うと頭が下がる。
やがて矢場ノ頭に到着、展望が一気に広がった。

        おやおや! ハクサンシャクナゲに逢えるとは思ってもいませんでした。
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 しかし、仰ぎ見る茂倉岳への道はまだまだ先であった。
ここからは遮るものの無い尾根道で、右には谷川岳から連なる万太郎山、仙ノ倉山、平標山に続く稜線、左には武能岳、大源太山、巻機山が続いて見えていた。
苦しい登りではあったが、ゆっくりペースが功を奏したのか着実に進んで行った。
茂倉岳避難小屋で大休止、水場の確認に向った。
1分ほどのところに水場があったが、水量は細かった。冷たくておいしい水であったが、果たして7月下旬まで持ってくれるのか甚だ疑問であった。
当日は、当てにせず、蓬峠までの水は各自持って来る必要がある。これも下見の重要な要素。

        立派な避難小屋“茂倉岳避難小屋” 水場はこのすぐ下、しかし大丈夫かな。
左奥が茂倉岳頂上です。

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 そこから程なく茂倉岳に着いたが、お昼は武能岳と決めていたのでそのまま通過。
そこからが溜息の出る稜線であった。
およそ390m下り、170m登り返すという地獄の責め苦が待っていた。
仲間からは思わず、何でこんなに下るのと泣きが入る。
しかし、さすがに谷川連峰、次々に現れるお花に癒されて、いつしか泣き顔も笑顔に変わっていた。
とにかく武能岳に着きさえすれば後は下るだけ。とにかく頑張るだけ。

        茂倉岳から見た谷川岳。
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      目指す“武能岳”、これを稜線と言うのであろうか。奥は七ツ小屋山、巻機山。
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 それだけに、武能岳での景色を見ながらのお昼はこの上なくおいしいものであった。
下見の成果十分の山歩きであった。

        お昼を食べて、元気に出発する甘納豆。背後は茂倉岳(右)と一ノ倉岳。
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     歩いた軌跡
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     TP積算距離    :約14Km
     総上昇量      :約1,500m
   総所要時間(休憩含):約9H05分


     行  程
茂倉岳登山口5:50−(檜廊下)−8:00矢場ノ頭−(茂倉新道)−9:30茂倉岳避難小屋
      −10:00茂倉岳−11:35武能岳12:30−13:05蓬峠−(蓬新道)−14:55林道終点


        ハクサンイチゲ。今年お初にお目にかかりました。もう終盤。
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        ホソバヒナウスユキソウ。日本版エーデルヴァイス、結構見れました。
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        ベニサラサドウダン。下の写真はその全体像、バックは万太郎山。
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        ナナカマド。秋には赤い実が付き、真っ赤に紅葉する。
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        タニウツギ。いろんなお花に会いましたが、今日の旬はこの花でした。
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        茂倉岳からの万太郎山、仙ノ倉山の稜線。気の遠くなるような稜線です。
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        武能岳から振り返る。右に茂倉岳、左に一ノ倉岳、その左肩にちょっぴり谷川岳。
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        武能岳からこれから歩く蓬峠方面。奥に大源太山、七ツ小屋山、その奥に巻機山。
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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
期待していました記事アップ楽しみにしていました。
湯沢町の登山情報を見ますと「茂倉新道」「蓬新道」とも大丈夫とのことでした。
本当に参考にさせて頂きました。
私はとても「日帰り山行」には参加出来ませんが蓬ヒュッテ泊まりで、ノンビリ、ノンビリ行きたいと思います。
天神尾根から通った稜線ですが、登る、入り口が違えば、又、新たな感動があるのでしょうね。
天気と時間が許せば、早くも行きたいところです(笑)
noritan
2009/07/03 05:37
懐かしい思いで見ました。あの山この道、みんな思い出いっぱい。会山行の無事を祈ります。
赤鬼
2009/07/03 07:19
甘納豆さん  お疲れ様でした
土樽 こちらからですと長いトンネルを抜けてほっとする場所です。
荒沢岳が小粒ながらもそそり立つ。
谷に冬の尾根に・・・心躍らせて降り立った駅です。
最近では20年3月末に足拍子に向いましたが南峰直下の雪割れが酷くて敗退しました。茂倉新道は随分昔に雪洞で・・・・
茂倉から武能 秋にでも歩いてみたいコースです
その時は車だろうな
湯沢まで行かないと高速は下りられないけど・・・

かめ・ふー
2009/07/03 08:49
お早う御座います。
下見ご苦労様でした。
茂倉から武能・蓬峠の眺めは私も好きなところです。
もうすぐニッコウキスゲが霧に濡れて咲く頃ですね。
インレッド
2009/07/03 08:55
おはようございます。
私、これから会山行の大源太山、七ツ小屋山を予定しており、とても身近に見させて頂きました。
熱中症対策(日除けと水分補給)が肝心のようですね。
炎天下での山歩きが心配になっています。
FUKU
2009/07/03 09:19
今晩は。下見ご苦労さんでした。
画像を見たらすぐにでも行きたくなりました。
御神楽ではどうも熱中症になったみたい。今度は気を付けますので、宜しくお願いします。
NISI
2009/07/03 19:57
noritan様今晩は!
確かに登る口が違えば印象が違います。
谷川は、いろんなルートを選べますので面白い連峰ですね。
気は逸ると思いますが、天気の良い日を見計らってお出かけ下さい。
甘納豆
2009/07/03 21:08
赤鬼さんいつもありがとうございます。
思い出などと、まだ早いですよ。
自分はまだ歩いてないルートも沢山あります。
ベテランの鬼さんに是非、案内をお頼みしたいところです。
会山行当日、気になるのはやはり天候です。
甘納豆
2009/07/03 21:11
かめ・ふーさんこんばんわ!
ふーさんの足取りは、やはり常人とは違うようですね。
岩や、沢や、冬の谷川は、我等凡人には別の世界になります。
矢場の頭から、眼下に、どでかい排気塔が見えました。
線路や高速道路がこの巨大な山塊の真下を貫いているのですから大したものですね。
それだけに峠をあるくと感慨一入です。
甘納豆
2009/07/03 21:20
インレッドさん
いつもありがとうございます。
ニッコウキスゲ、蕾を膨らませて、道の両側に沢山見られました。
あと1週間で一斉に咲き始めるのではないでしょうか。
朝日から笠への途中、万太郎から仙ノ倉へ向う途中で見たニッコウキスゲの群落が忘れられません。
また来週行きたくなりましたが、来週の予定は苗場山です。
甘納豆
2009/07/03 21:27
FUKUさん今晩は!
一昨年、天神平・谷川岳・オジカ沢ノ頭・万太郎山・仙ノ倉山・平標山と主脈縦走しましたね。
あの日も暑い日でした。行き倒れの人も居たような。
でも一雨来てくれて助かりましたね。
FUKUさんなら大源太山、七ツ小屋山なぞ軽いものです。
でも、熱中症は十分気をつけましょう。
甘納豆
2009/07/03 21:36
NISIさん
いつもありがとうございます。
茂倉岳周回のこのコース、訪れる人は少なく、静かな山旅を楽しめます。
その上、谷川連峰の主脈稜線も馬蹄形の稜線も手に取るように見えて面白いコースです。
7月下旬はニッコウキスゲが花盛りと思います。
皆で楽しく歩きましょう。
甘納豆
2009/07/03 21:44
甘納豆さんへ おはようございます。
下見とはいえ、十分歩いていますね。
最後の写真がやっぱり良いです。さわやか稜線歩き。
本読みと山歩き
2009/07/04 14:46
本読みさん今日は!
いつもありがとうございます。
谷川連峰は、岩場の厳しさもありますが、最後の写真のようななだらかな笹原、草原もかなりあります。お花も沢山見られます。
私もこのような稜線歩きが大好きです。
ただ、谷川は太平洋と日本海の両方から影響を受ける為、気候の変動が激しいところです。これまでも折角の稜線歩きもガスの中ということが結構ありました。
今回は、2日間ともまずまずで良かったです。
甘納豆
2009/07/04 17:37
今晩は
一週違いで、逆回りですが、同じコースを歩きました。花もいっぱいで楽しめるコースですね。ホソバヒナウスユキソウは盛りを過ぎ、ニッコウキスゲは咲きはじめ。一周間で、花野状態も変わってきています。夏山開始まであとわずかですね。
さすらい人
2009/07/09 22:51
さすらい人さん今晩は!
ありがとうございます。
ホソバヒナウスユキソウは自分が見た時が盛りだったのですね。
改めて感激しました。
それにしても、1週間でかなり変わるものなのでね。
トキソウはまだ蕾でしたので写真も撮りませんでした。
でも、いつ行っても谷川のお花達は楽しませてくれますね。
さすらい人さんのレポはいつも楽しく拝読させて貰っています。
これからもよろしくお願い致します。
甘納豆
2009/07/10 23:20
下見ご苦労様でした。相変わらず真摯で頭が下がります。
10年近く前、小生茂倉岳ピストンを2、3回そして3年前?西黒尾根経由谷川岳、そして一ノ倉岳から茂倉岳への下山を1回、会山行で実施しました。
矢場の頭から避難小屋までの道が随分荒れており吃驚しました。
茂倉の小屋は谷川山系の唯一新潟県所有の避難小屋ですね。
輝ジィ〜ジ
2009/07/15 13:38
輝ジィ〜ジ様今晩は!
コメントありがとうございます。
ジィ〜ジの武勇伝を聞くに及び、一昔前の皆さんは縦横無尽に山を駆け巡っていたことが偲ばれます。
翻って今は、名立たる百名山や簡単なトレッキングに人気が集中、これでは進歩も上達も蚊帳の外ですね。
これも時代の趨勢でしょうか。
甘納豆
2009/07/15 23:10

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